中国の自動車メーカーQOROS（クオロス）が3月に開催されるジュネーブモーターショー（プレス公開：3月5～6日、一般公開：3月7～17日）でデビューする。同社初のモデルであるコンパクトセダン「QOROS GQ3」と2台のコンセプトカー「クロスハイブリッド・コンセプト」および「エステート・コンセプト」を出展する。
\クオロスは、中国の自動車大手である奇瑞汽車とイスラエルの持ち株会社イスラエル・コーポレーションが2007年に設立した合弁会社。「QOROS GQ3」はクオロスが市場投入する最初のモデルで、中国では今年下半期に、欧州では今年末に発売する予定。
\クオロスは副会長にフォルクスワーゲン（VW）出身のフォルカー・スタインヴァッシャー氏を迎えたほか、デザイン責任者はBMWの超小型車ブランドであるMINIのチーフデザイナーを務めたゲルト・ヒルデブラント氏となるなど、欧州自動車業界のノウハウを積極的に取り入れている。自動車部品のサプライヤーもマグナ・シュタイヤー、TRW、コンティネンタル、ボッシュ、マイクロソフトなど欧米大手が名を連ねる。
\独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同モデルの価格は約1万2,000ユーロからとなる見通し。欧州の販売代理店としては、スイスの自動車ディーラー大手エミール・フライが関心を示しているとの憶測があるが、同社はメディアの問い合わせに対してコメントを控えている。
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