中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)はこのほどスペインのバルセロナで開催された携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス 2013」(2月25~28日)に初めて自動車向けのテレマティクス・ソリューションを出展した。
\第3世代携帯電話(3G)および第4世代移動通信規格(LTE)通信モジュールの「MU609T」と「ME909T」は、温度や電力消費など自動車の使用環境に合わせた製品で、高速通信規格HSPA+では最大14.4メガビット/秒(Mbps)、LTEネットワークでは最大100Mbpsの伝送速度を確保できる。また、全地球測位システム(GPS)や自動車事故自動通報システム「eコール」もあらかじめインストールされている。
\また、「3G WiFiボックスDA6810」は、走行中も3G無線LANホットスポットを利用して高速インターネットサービスを楽しめる。
\このほか、3G車載診断ボックス「DA3100」は、保険会社や事業者向けの製品で、車両の位置や状態、ドライバーの運転特性などに関するデータを確認したり、3Gネットワークを通してリアルタイムで車両情報を把握することができる。さらに、スマートフォンを使ってクラクションやヘッドライト、ウィンドウなどを遠隔操作することも可能になるという。
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