米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)はこのほど独子会社オペルの本社があるリュッセルスハイムで取締役会を開き、2016年までにドイツおよび欧州事業に40億ユーロを投資する計画を発表した。同投資計画には新モデルや新型エンジンの投入も含まれている。
\GMはドイツで取締役会を開いた理由について、オペルの10年計画「ドライブ!2022」の進捗状況や欧州自動車産業が直面する問題について情報を得るほか、経済学者や労働組合、政治家などとの会談の機会を設けるため、と説明している。メディア報道によるとGMの経営陣は11日、ドイツのメルケル首相と会談する予定。
\GMは2015年までにオペルの黒字転換を目指している。また、2016年までに新モデルを23機種、新型エンジンは13種類を市場投入する計画。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、オペルは10年計画「ドライブ!2022」には、2015年までに固定費を5億米ドル(3億7,500万ユーロ)削減するほか、仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンとの協力関係を強化することなどが盛り込まれている。
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