欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2013/4/19

一般・技術・その他 (旧)

トヨタ、プラグインハイブリッド車の実用試験プロジェクトを終了

この記事の要約

トヨタ自動車は11日、仏電力公社(EDF)やフランスのストラスブール市の協力を得て実施してきたプラグインハイブリッド車の実用試験プロジェクトを終了した。その結果、充電の頻度が高いほど、燃費性能が向上することなどが分かった […]

トヨタ自動車は11日、仏電力公社(EDF)やフランスのストラスブール市の協力を得て実施してきたプラグインハイブリッド車の実用試験プロジェクトを終了した。その結果、充電の頻度が高いほど、燃費性能が向上することなどが分かったとしている。

\

同プロジェクトは2010年4月27日に開始。3年間でテスト車両の走行距離は延べ400万km以上に達した。充電の頻度は1日当たり平均1.1回で、燃費は同じようなサイズのガソリン車に比べて平均46%低減できるとの結果が得られた。

\

また、充電頻度と燃費性能の関係を見ると、1日当たり1.6回充電した車両は、走行距離の60%を電気駆動で、40%をハイブリッドモードで走行しており、その結果、ガソリン車に比べ燃費を約70%低減することができたという。

\

充電する場所は、職場が全体の60%、自宅は37%で、公共の充電スタンドは数パーセントと補足的に利用されていた。

\

プロジェクトの成果の一部は、すでに市場投入されている「プリウス・プラグインハイブリッド」の開発にも反映されているという。同社は2012年初めに日本で「プリウス・プラグインハイブリッド」の販売を開始。その後、北米と欧州で同モデルを市場投入した。これまでに世界で約3万1,100台を販売しており、欧州では2012年の夏の終わりに発売してから、4,417台を販売している。

\
一般・技術・その他 (旧)
クローズアップ
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |