メディア調査会社のニールセン・メディア・リサーチが実施した調査によると、自動車業界が2012年にドイツ市場に投入した広告費(新聞・雑誌・テレビ・ラジオのいわゆるマス4媒体と屋外広告、オンライン広告)は23億4,000万ユーロとなり、前の期から7.9%増加した。メーカー別ではフォルクスワーゲン(VW)がトップを維持した。モデル別ではVW「ゴルフ」の広告費が最も多かった。
\「新型ゴルフ」の市場投入にともないVWが投じた広告費は4,020万ユーロにのぼった。その大半(3,130万ユーロ)が、同モデルが発売された第4四半期に集中した。
\メーカー別の2位はダイムラー(1億5,700万ユーロ)。3位以下はルノー(1億3,600万ユーロ)、オペル(1億2,640万ユーロ)、フォード(1億ユーロ)などが続いた。
\媒体別ではテレビ広告が8億3,970万ユーロで最も多かった。2位以下は新聞広告(4億9,960万ユーロ)、インターネット広告(3億1,150万ユーロ)、ラジオ広告(2億9,130万ユーロ)、一般雑誌(2億8,650万ユーロ)、野外広告(6,990万ユーロ)、専門誌(3,390万ユーロ)の順だった。
\ニールセンは独業界紙『アウトモビールボッヘ』の委託を受けて、二輪車、キャンピングカー、自動車、タイヤ・付属品など自動車業界の広告投資を定期的に調査している。
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