独自動車部品大手のコンティネンタルは4月29日、同社の全自動屋内ブレーキ性能試験施設(AIBA)が、卓抜した自動車関連技術に贈られる「車両ダイナミクス先進技術賞(VDI賞)」の開発賞を受賞したと発表した。VDI賞は英『ビークル・ダイナミクス・インターナショナル』誌が毎年授与しているもので、自動車部門、サプライヤー部門など6つの部門賞がある。
\AIBAはハノーバー近郊にあるタイヤ試験場(コンチドローム)内に昨年秋に設置された。全長300メートル、幅30メートルのコースがあり、ウエットおよびドライ路面の試験ができる。また、氷上試験用にアイスリンクも設置されている。試験工程は完全自動化されており、フル稼働した場合は年最大10万回のブレーキ性能試験を実施できる。路面・大気温度などの走行条件も精確に制御できるため、天候に左右されず、年間を通してテストができる。
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