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2013/5/17

企業情報 - 自動車メーカー

フォード、タタルスタン共和国でエンジン工場着工

この記事の要約

米自動車大手のフォード・モーターとロシア同業ソレルス(Sollers)の合弁会社フォード・ソレルスは14日、タタルスタン共和国のエラブガで新たに建設するエンジン工場の鍬入れ式を行った。新工場の建設投資は2億7,400万ド […]

米自動車大手のフォード・モーターとロシア同業ソレルス(Sollers)の合弁会社フォード・ソレルスは14日、タタルスタン共和国のエラブガで新たに建設するエンジン工場の鍬入れ式を行った。新工場の建設投資は2億7,400万ドル(100億ルーブル)。また、2014年第2四半期からタタルスタン共和国にある既存工場で小型SUV「エコスポーツ」をロシア市場向けに生産する計画も発表した。

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新工場ではロシアで生産するフォード車向けに1.6リットルの自然吸気ガソリンエンジン(フォード・デュラテックエンジン)を3種類(出力85PS、105PS、125PS)生産する。2015年12月から年最大10万5,000基の規模で初期生産を開始する計画。当初は技能工500人の雇用を予定しており、今後さらに人員を増やしていく方針を示している。

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新工場で生産したエンジンはロシアで生産されるフォード車の少なくとも30%に搭載される見通し。生産能力は将来、年20万基まで引き上げることができるという。

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■ 小型SUV「エコスポーツ」を生産

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フォード・ソレルスは既存のエラブガ工場で2014年第2四半期から小型SUV「エコスポーツ」の生産を開始し、同年下半期からロシア市場で発売する予定。

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ロシアではSUVの販売が伸びており、同国ですでに販売しているSUV「クーガ」、「エクスプローラー」に「エコスポーツ」を追加投入することで販売を強化する。

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フォード・ソレルスは2011年10月に設立された合弁会社で、ロシアに3工場を持っている。エラブガ工場では2012年にフォード車の生産を開始。現在はフォード「トランジット」、新型「クーガ」、「S-MAX」、「ギャラクシー」、「エクスプローラー」を生産している。

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