ドイツ航空宇宙研究センター(DLR)は14日、アウグスブルクに新たな研究施設「軽量部材生産技術センター(ZLP)」を開設した。フラウンホーファー化学技術研究所(ICT)の総合軽量部材研究グループ(FIL)と協力し、炭素繊維複合材料(CFRP)の生産工程の自動化に関する研究開発を進める計画。炭素繊維複合材料(CFRP)は航空宇宙産業や自動車、エネルギー分野で需要が高まっている。
\ZLPはアウグスブルクとシュターデの2カ所に拠点を持ち、アウグスブルクの研究施設では、ロボットを使用して、CFRPの一連の生産工程を自動化することを目標としている。これにより、生産コストの削減と生産効率・品質の向上を目指す。同プロジェクトには、独産業用ロボット大手のクーカも参加している。
\FILは、カールスルーエ近郊にあるICTの外部組織として2009年にアウグスブルクに設立された。
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