ブレーキシステム大手の伊ブレンボが13日発表した2013年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比6.3%増の3億7,190万ユーロ、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が同10.2%増の4,730ユーロにそれぞれ拡大した。主力の乗用車部門が好調で、全体をけん引した。
\売上高を部門別で見ると、主力の乗用車部門が前年同期比13.3%増の2億4,710万ユーロ、商用車部門が11.9%減の4,530万ユーロ、自動二輪車部門が3.0%増の4,170万ユーロ、レーシング部門が6.3%減の3,560万ユーロ、その他が18.5%増の220万ユーロだった。国別売上高は、イタリアが1.5%減の5,650万ユーロ、ドイツが14.5%増の9,110万ユーロ、英国が2.8%増の2,800万ユーロ、フランスが21.3%減の1,580万ユーロ、その他の欧州連合(EU)加盟国が5.9%減の4,120万ユーロ、インドが5.7%減の910万ユーロ、中国が50.2%増の1,660万ユーロ、日本が13.9%減の500万ユーロ、その他のアジア諸国が25.1%減の210万ユーロ、ブラジルが2.8%減の1,610万ユーロ、北米とメキシコが17.8%増の8,320万ユーロ、その他の国が35.5%増の730万ユーロだった。
\ブレンボのボンバッセイ会長は、「南欧諸国では全般的に自動車および自動二輪車の需要が落ち込んでいるが、グローバル展開の強化によってこれらの市場の低迷を埋め合わせることができている」とコメントした。
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