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2013/5/24

企業情報 - 部品メーカー

オートリブ、2つのカメラを連携した運転支援システム開発

この記事の要約

スウェーデン安全システム大手のオートリブは14日、「ステレオ・ビジョン・センシング(SVS)」システムを開発したと発表した。2つのカメラの連携により、車両に接近してくる物体を3次元で計測できるようになるという。SVSは2 […]

スウェーデン安全システム大手のオートリブは14日、「ステレオ・ビジョン・センシング(SVS)」システムを開発したと発表した。2つのカメラの連携により、車両に接近してくる物体を3次元で計測できるようになるという。SVSは2015年から欧州の高級車に供給される予定という。

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現在、1つのカメラを使用したモノ・ビジョン・システム(MVS)は多くの車両で導入が進んでいる。MVSは例えば、速度表示認識機能や車線逸脱防止機能(LDW)、自動緊急ブレーキシステムなどに使用されている。

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SVSでは、既存のカメラにもう1台カメラを追加することにより、1回の測定サイクルで前方の物体の形や大きさ、接近してくる方向や速度を測定できるようになる。これにより、例えば、歩行者と衝突する危険を認識し、ドライバーに警告したりブレーキをかけたりすることができる。

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SVSはフロントガラスのバックミラーの裏側に設置されており、前方120メートル、広角50度の範囲にある物体を認識することができる。

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同システムは、自動緊急ブレーキシステムや高度速度支援システム、車線逸脱防止機能、歩行者保護機能などに活用できると説明している。

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