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2013/6/7

企業情報 - 部品メーカー

エーベルスペッヒャー、上海にアジア事業統括拠点開設

この記事の要約

独自動車部品大手のエーベルスペッヒャーは3日、上海市嘉定区に建設していたアジア事業の統括拠点を6月から本格稼働させると発表した。面積は約8,000平方メートルで、西欧およびアジアの乗用車メーカー向けの部品を生産するほか、 […]

独自動車部品大手のエーベルスペッヒャーは3日、上海市嘉定区に建設していたアジア事業の統括拠点を6月から本格稼働させると発表した。面積は約8,000平方メートルで、西欧およびアジアの乗用車メーカー向けの部品を生産するほか、現地の商用車メーカー向けに排ガスシステムを生産する。従業員数は2014年までに現在の30人から約90人に増員し、長期的には約400人の規模とする見通しを示している。

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同社は中核拠点の建設により、成長市場であるアジアでのプレゼンスを強化する。同社の技術力に加え、排ガス規制の厳格化が今後の事業拡大の追い風になると見込んでいる。世界的な大手自動車メーカーだけでなく、現地の乗用車および商用車メーカーとの取引も強化していく方針を示している。また、現地の研究開発機能も増強する方針で、4,400平方メートルの技術センターを建設する計画もあるという。

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同社は中国では、排ガス技術部門のエーベルスペッヒャー・エグゾースト・テクノロジーが2003年から合弁会社を通して大連と長春に生産拠点を持つ。空調部門のクライメート・コントロール・システムも2009年から北京で生産事業を行っている。

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