独自動車部品大手のコンティネンタルは、持続可能な原材料を使用した「グリーンタイヤ」の開発に取り組んでいる。
\例えば、タンポポから取れる天然ゴムやカーボンブラックの代用としてケイ酸を使用することにより、タイヤ重量の20%を天然素材に代替できると見込んでいる。また、タイヤの製造に使用する可塑剤や樹脂を再生可能な材料やリサイクル材料で対応できる見通しという。
\ただし、同社のタイヤ原料・プロセス工学部門を統括するボリス・メルゲル氏は、天然素材の使用により、ブレーキ性能や転がり抵抗などの性能が低下する問題があり、従来品より性能が低い製品を市場投入することは受け入れられない、との見解を示す。また、天然材料の需要拡大による食糧との競合やプロセス工学上の問題もあるため、「グリーンタイヤ」の開発には5年はかかるとの見通しを示している。
\また、コンティネンタルの標準的な乗用車タイヤは現時点ですでに、化石燃料由来ではない材料が全体の45%を占めているという。
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