仏自動車部品大手ヴァレオは5日、中国・南京工場で行なっていた拡張工事が完了し、正式に稼働を開始したと発表した。南京工場は従来のクラッチとトルクコンバータに加え、ヴァレオのダブルクラッチ・トランスミッションを手がける世界で初めての生産拠点となる。
\ヴァレオは1994年に中国に進出し、工場22カ所、研究センター3カ所、開発センター9カ所、アフターマーケット物流センター1カ所を展開する。今年は南京工場を含め3工場の拡張工事を実施しているほか、4カ所で新工場の建設を進めている。アシェンブロワ最高経営責任者(CEO)は、「南京工場の拡張は、中国での成長に合わせた新たなステップだ」と語り、中国市場での売上高は過去4年間に倍増しており、今後も4年毎に倍増するとの見通しを示した。
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