携帯電話大手ノキアの地理情報サービス部門HEREは8日、地理情報システム(GIS)向けソフトの世界大手である米Esriにリアルタイム交通情報サービスを提供すると発表した。Esriの法人向けフリート管理ソリューションは世界の有力企業や機関に導入されており、HEREのリアルタイム交通情報が利用できることで、より効率的なフリート管理が可能になるとしている。
\HEREの情報は、世界中のGPS端末の移動速度や方向などのデータを匿名化して活用しているほか、道路に設置されたセンサーネットワーク、行政・民間機関が提供するイベントベースのデータや過去の交通データなど数多くの情報源を分析して提供されているため、精度がきわめて高い。ノキアによると、ベースになっているGPS情報は1カ月単位で200億件以上、データのほぼ半数が1分以内、5分以内のデータが全体の75%以上を占めているという。
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