スイスの産業機器メーカー、エリコンの伊子会社エリコン・グラツィアーノは7月25日、4速EVドライブドレイン「4SED」を発表した。
\4SEDは、エリコン・グラツィアーノのEVデュアルクラッチトランスミッション「eDCT」をベースに開発されたもので、非常にコンパクトなパワートレインに2つのトラクションモーターを内蔵し、従来製品と比べ15%の効率向上を実現。街乗り用EVからハイブリッド4WD、電気バスや電気トラックまで幅広いタイプの車両に対応可能なスケーラビリティを特徴としている。
\4SEDの実証機は現在、メルセデスの電気ミニバス「ヴィト」に搭載され、顧客である欧州の有力自動車メーカー向けのデモンストレーションツアーを実施している。エリコン・グラツィアーノによると、顧客からの反応は非常に良好だという。4SEDに関するより詳細な情報は、12月にベルリンで開催されるカー・トレーニング・インスティチュート(CTI)主催のシンポジウムで発表される。
\エリコンは34カ国、計160カ所に拠点を持ち、従業員数は約1万2,700人に上る。子会社のエリコン・グラツィアーノはイタリアのほか、英国、米国、ロシア、中国、インドに製造・販売拠点を置いている。
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