独自動車部品大手のコンティネンタルは3日、中国・江蘇省の常熟工場で拡張工事を終えた新棟を開設した。建設投資は3,600万ユーロで、生産面積を7,600平方メートル拡張した。生産能力を引き上げ、物流機能も強化するとともに、電子パーキングブレーキ(EPB)の生産ラインを新たに導入した。
\常熟工場は2008年に開設。油圧ブレーキシステムを生産している。具体的には、ブレーキキャリパーやドラムブレーキをアジアで事業展開する自動車メーカー11社に供給している。同工場の製品の45%は日本と韓国に輸出しているという。
\EPBはあらゆるクラスのモデルで導入が進んでおり、需要が高まっているという。EPBの導入により、さまざまな運転支援機能が導入できるようになり、安全性や快適性が向上する利点がある。
\常熟工場で生産したEPBは2014年から中国および日本の自動車メーカーに供給する。同工場の従業員数は約2,250人。拡張工事により、年間の生産量は約30%拡大するという。
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