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2013/9/20

企業情報 - 部品メーカー

オートリブ、第3世代の「ナイトビジョン」を発表

この記事の要約

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは11日、夜間運転支援システム「ナイトビジョン」の第3世代バージョン「ナイトビジョン・フュージョンシステム」を発表した。遠赤外線カメラと近赤外線カメラを併用することで、夜間走 […]

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは11日、夜間運転支援システム「ナイトビジョン」の第3世代バージョン「ナイトビジョン・フュージョンシステム」を発表した。遠赤外線カメラと近赤外線カメラを併用することで、夜間走行の安全性と快適性を一段と高めている。

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フロントガラスに取り付けられた近赤外線カメラは、赤外線証明の反射を利用して鮮明な高精細度の道路ビューを提供する。一方、遠赤外線カメラは歩行者や動物が発する熱を利用してヘッドランプの照射距離の4倍以上の距離にいる歩行者を検知することができる。歩行者やサイクリスト、動物を検知すると、その映像を車内のモニター上に表示しドライバーに注意を促すとともに、ブレーキプレフィル機能が作動。ヘッドライトが自動的に歩行者や動物に向けてスポットライトを投射する。

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米国では鹿との衝突事故による損害額が年間35億米ドルにのぼり、負傷者は2万5,000人を超える。カールソン最高経営責任者(CEO)は、「ナイトビジョン・フュージョンシステム夜間走行の安全性を向上させ、最終的には人間と動物の命を守ることに貢献する」と語っている。

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