独フォルクスワーゲンのチェコ子会社であるシュコダ自動車は10日、2013年9月の世界販売台数が8万6,000台となり、前年同月に比べ3.3%増加したと発表した。ロシア、中国の販売が振るわなかった一方、西欧・中欧が好調だった。1~9月の累計は前年同期比4.5%減の68万4,900台にとどまった。一部の車種でモデルチェンジに伴い生産が減少したことが影響している。
\同社によると、9月の販売増は、上半期に生産を開始した新モデルの販促キャンペーンの効果が出てきたことが主因。西欧市場では新型「オクタビア」の販売が好調で、前年同月比12.1%増の3万7,800台を確保した。中欧も19.4%増の1万1,100台に伸び、母国チェコでは20.1%増の5,600台と、前年実績(4,600台)を約1,000台上回った。
\東欧は6.5%減の1万900台。バルト諸国やセルビアなどで2ケタ増となったものの、ロシアが12.0%減の7,700台と大きく落ち込んだ。
\シュコダにとって最大市場の中国では新モデルがまだ発売されておらず、9月は4.9%減の2万1,400台にとどまった。
\シュコダは欧州市場では近く、新型車のコンパクト・ハッチバック「ラピッド・スペースバック」を発売するほか、2014年初めには大幅に改良したコンパクトSUV「イエティ」の2モデルを市場投入する。
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