独産業設備機械大手のデュルは10月28日、メキシコのケレタロに建設した新工場を開設した。取引先の自動車メーカーの米国やメキシコでの販売好調を受けて、新工場への移転を決めたという。従来工場に比べ生産・オフィス面積が50%拡大したほか、生産設備も近代化し生産能力を高めた。
\メキシコ法人(Duerr e de Mexico)は1966年の設立で、現地に進出した自動車メーカーに塗装・生産設備を供給してきた。数年前からは航空産業からも受注を獲得しているという。メキシコ法人は米子会社デュル・システムと共同で北米市場の需要に対応している。また、中国や北アフリカなどで実施するデュル・グループの大型プロジェクトに参加するケースもあるという。
\デュルは売上高が2009~2012年に11億ユーロから24億ユーロへと2倍以上に拡大しており、世界各地で新工場の建設や既存工場の近代化を進めている。9月末には上海で新工場の操業を開始した。
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