独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカーであるアウディは差し当たり純粋な電気自動車の発売は計画しておらず、プラグインハイブリッド車をほぼすべてのシリーズに順次、投入していく方針という。ウルリッヒ・ハーケンベルク開発担当取締役が地方紙『ヴェストファレンブラット』(25日付け)とのインタビューの中で明らかにした。
\最初のプラグインハイブリッド車は2014年下半期に発売する「A3スポーツバック eトロン」となる予定。同モデルは1.4リットルのガソリンエンジン(出力150PS)と電気モーター(出力100PS)を搭載し、電気モーター単独の航続距離は50キロメートル、ガソリン燃料では800キロメートル以上を走行できるという。
\ハーケンベルク取締役は電気自動車については、「需要が生まれてから対応する」とコメントし、「(電気自動車の)技術はあるため、必要となれば比較的早く市場投入できる」との見解を示した。親会社であるVWは「eアップ」および「eゴルフ」の電気自動車2モデルの発売を計画している。
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