独アルミニウム製造大手のトリメット・アルミニウムは16日、カナダの同業リオ・ティント・アルキャンからフランスにある2工場を買収したと発表した。7月にすでに買収提案しており、当局がこのほど取引を承認した。
\トリメットは、仏南東部のサン・ジャン・ド・モーリエンヌと南西部のカステルサラサンにあるアルミ線工場を取得する。今回の買収により、製品の幅を広げるほか、欧州市場におけるアルミ線の需要が高まっていることに対応する。従業員数は2工場合わせて約500人。同工場の製品は、電線や自動車の接続部品などに加工されている。
\なお、フランス法人のトリメット・フランスには、筆頭株主であるトリメット・アルミニウムのほか、仏電力公社(EDF)が少数株主として資本参加している。
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