ロシアの石油大手ロスネフチは12月27日、伊タイヤ大手のピレリおよびアルメニアのオイルテクノとスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を生産する合弁会社をアルメニアに設立する覚書(MoU)に署名したと発表した。SBRは燃費向上に寄与し、グリップ性能にも優れる特徴を持ったグリーンタイヤの原料となる。
覚書には、ロスネフチが合弁会社の大株主となる旨や、ピレリがロスネフチと共同でSBRに関する研究開発に取り組むことなどが盛り込まれた。
また、ロスネフチは、昨年12月にオイルテクノと設立した合弁会社ロスネフチ・アルメニアの事業の一環として、アルメニアに石油製品を供給する契約に署名したことも明らかにした。同合弁事業は、品質の高い石油製品をアルメニアに安定供給することを主な目的としている。