ドイツの自動車用照明・電子部品大手であるヘラーは17日、メキシコのイラプアトに新設した工場の開所式を行った。7,000万ユーロを投資して建設した新工場はヘッドライトを年120万個、テールランプを同240万個生産し、南北アメリカ市場の自動車メーカーに供給する。
ヘラーは成長が見込める中国や南北アメリカ市場への進出を積極化しており、同社のロルフ・ブライデンバッハ社長によると、売上高の47%を欧州以外の市場が占める。
メキシコの自動車生産は300万台に拡大。世界10位、中南米では2位の規模を誇る。ブライデンバッハ社長は、「我々は、北米・南米の自動車市場が今後も大きく発展するとみている。新工場を開設したのは、需要増に対応する体制を整えるためだ」と述べ、今後の事業拡大に期待感を示した。