スウェーデンのベアリング大手SKFは1月20日、同国のイエーテボリとオランダのニューウェハインに新たに技術センターを建設すると発表した。研究開発への投資を拡大する同社の戦略の一環であり、2つの技術センターを合わせて欧州グローバル技術センター(GTCE)とする。
GTCEの構築により、ベアリング、シール、メカトロニクス、潤滑システム、サービスの5分野において、グローバルな拠点・資源を最大限に活用しながら技術革新の促進に取り組む。
同社は既に、インドのバンガロールと上海に技術センターを持つ。このうち上海の技術センターは、同市嘉定地区に移転・拡張する予定。
SKFのジョンストン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社は過去4年間で特許出願の数が倍増しており、これはR&Dへの投資拡大が効を奏していることを意味する」と述べ、欧州センターの開設により競争力がさらに高まるとの見解を示している。