欧州日産は1月28日、英国ロンドン向け新型タクシーの生産をコベントリーにあるADVマニュファクチャリングの新工場で行うと発表した。
この新型タクシーは、小型商用車「NV200バネット」のロンドンタクシー仕様車で、設計はロンドンの日産デザインヨーロッパ(NDE)が担当した。日産のバルセロナ工場から部品の供給を受け、コベントリーで最終組立を行う。ガソリンエンジン搭載車は12月から出荷を開始し、15年からは電気自動車バージョンの出荷も予定している。
ADVマニュファクチャリングは2010年に設立された。ベントリー、アストンマーチン、ロールスロイス、ジャガーランドローバーなどの高級車メーカーにボディやトリムアセンブリを提供している。ロンドンタクシーの組み立てのために同社が新たに建設する工場には、日産が600万ポンドを出資する。