自動車向けの内装部品・シート製造大手の独グラマーは1月30日、米ミシシッピ州に新工場を開建設すると発表した。成長が見込める北米市場で顧客のニーズに柔軟に対応できる体制を整え、プレゼンスを強化するのが狙い。新工場は14年末の稼働を予定している。また、新工場は米国事業の新たな統括拠点としての役割も担うことになる。
グラマーはメキシコに2工場、米国のミシガン州に自動車部門の販売・研究センター及び北部の州にシート工場を持つ。同社はミシシッピに新たに建設する工場と既存の拠点を効率的にリンクしてNAFTA域内における付加価値創造チェーンを最適化する考えだ。