独技術監査サービス大手のデクラは3日、米国で排ガス測定サービスを提供するスモッグ・テスト・センター(カリフォルニア州ラ・メサ)を買収することで合意したと発表した。米国市場におけるプレゼンスを高めるとともに、世界で最も厳しい排ガス規制を採用しているカリフォルニア州に拠点を持つことで、確実に成長が見込めるエンジン排ガス測定サービス事業を強化するのが狙い。買収金額など詳細は明らかにしていない。
スモッグ・テスト・センターはラ・メサ市(人口6万人)に測定センターを2カ所持ち、従業員は5人。デクラによると、米国市場におけるシェアは45%。
デクラは今回の買収を足掛かりに、カリフォルニア州の営業網を拡張していく方針だ。