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2014/3/28

企業情報 - 自動車メーカー

ベントレー、W12気筒エンジンを増産へ

この記事の要約

フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の英高級車メーカー、ベントレーは3月19日、イングランド北西部クルーの本社工場でW12気筒エンジンを増産すると発表した。VWグループのW12気筒エンジン生産が同工場に集約されるため。 […]

フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の英高級車メーカー、ベントレーは3月19日、イングランド北西部クルーの本社工場でW12気筒エンジンを増産すると発表した。VWグループのW12気筒エンジン生産が同工場に集約されるため。

W12気筒エンジンはベントレーのほか、VW「フェートン」やアウディ「A8」に搭載されている。同エンジンの生産は現在、クルー工場とドイツのザルツギッターで行われているが、ザルツギッターでの生産は終了し、2014年末以降はクルー工場がVWグループの同エンジンの生産を一手に引き受ける。これにより、クルー工場での生産規模は現在の年間約5,000基から最大で年間9,000基に拡大する見通し。増産に伴い、従業員も100人増員する。ベントレーのシュライバー会長兼最高経営責任者(CEO)は、「これはベントレーだけでなく、英国製造業にとっても重要なステップだ。先進のW12気筒エンジンを将来に渡って生産することは、クルー工場に新しい技術や技能をもたらすだろう」と述べている。

ベントレーは2013年の営業利益が前年比67%増の1億3,970万ポンドと好調だった。14年1~2月の販売台数は1,408台と前年同期から13%増加した。今年はモロッコ、イラク、ベトナム、チリへの進出を予定している。

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