フォードのコンパクトカー「フィエスタ」の販売が好調に推移しているようだ。フォードの独子会社フォード・ヴェルケ(ケルン)が1日明らかにしたところによると、ケルン工場では今年2月、生産台数をそれまでの1,650台から1,760台/日に引き上げた。また、週末に6回の特別シフトを導入し、3月末からは日産1,850台に引き上げた。
ケルン工場でのフィエスタ生産の最高記録は、新車買換え奨励金制度で小型モデルの人気が高まった2009年の1,900台/日。現在の生産台数はそれにほぼ並ぶ水準に回復している。
米自動車調査会社Jato Dynamicsによると、フィエスタの欧州市場における販売は2013年に29万3633台に上り、コンパクトカークラスの中で2年連続でトップとなった。特に好調なのはドイツ市場で、2月単月の販売台数は前年同期比45.7%増の3,621台に拡大したという。