独技術開発サービス会社のベルトラント・グループは1日、シュツットガルトに新たな研究・実験施設(テクニカム)を開設したと発表した。自動車の部品からモジュール、完成車に至るまでの分野で、基礎研究、試作品製造から性能試験、量産化技術までをカバーする。
新拠点はシュツットガルトのヘーデルフィンガー通りにあり、3月にオープンした。顧客のニーズに応じてシャーシ開発から駆動装置、エレクトロニクス、シミュレーション、実験・測定からデザイン用模型やラピッド・プロトタイピングなどまで引き受ける。また、開発に向けたプロジェクト、品質・サプライチェーン管理などのサービスも提供する。
ベルトラントは約40年前からシュツットガルトとその周辺で自動車メーカーやシステムサプライヤー向けにサービスを提供している。シュツットガルト地区にある研究・試験・開発施設の総床面積は現在、2万4,000平方メートルに達しているという。