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2014/4/11

企業情報 - 部品メーカー

BASF、アジアのトップ大学・研究機関と新素材の研究ネットワーク発足

この記事の要約

独化学大手のBASFはこのほど、中国、日本、韓国の7つのトップクラスの大学および研究機関と新素材に関する研究ネットワークを構築したと発表した。研究活動のグローバル化を推し進めるBASFの戦略の一環に位置付けられる。 今回 […]

独化学大手のBASFはこのほど、中国、日本、韓国の7つのトップクラスの大学および研究機関と新素材に関する研究ネットワークを構築したと発表した。研究活動のグローバル化を推し進めるBASFの戦略の一環に位置付けられる。

今回立ち上げた研究イニシアチブ「先端材料オープンリサーチネットワーク(NAO:Network for Advanced Materials Open Research)」では当初、自動車、建築、洗剤、水力・風力発電分野向けの素材開発に重点を置く。例えば、韓国の漢陽大学校とは、風力発電産業用の部品の劣化を予測するモデリングツールを開発する。

BASFは2020年までに研究活動の50%を欧州以外の地域で実施する体制とする計画であり、25%はアジア・太平洋地域で実施する。BASFはすでに欧州の「先端材料・システムの共同研究ネットワーク(JONAS)」と北米の「先端材料・北米研究センター(NORA)」に同様の研究ネットワークを持つ。

NAOには、北京化工大学、北京理工大学、中国科学院長春応用化学研究所、復旦大学、清華大学(以上、中国)、漢陽大学校(韓国)、京都大学(日本)が参加している。

同プロジェクトに参加する研究者には、外部の教授6人とBASFの研究者で構成される学術委員会がアドバイスなどのサポートを行う。

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