欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の3月の新車販売(登録)台数は144万9,148台となり、前年同月に比べ10.6%増加した。前年同月を上回るのは7カ月連続。ただ、3月としては、ACEAが拡大したEUの統計を取り始めた2003年以降で2番に低い数字であるという。1~3月の累計は前年同期比8.4%増の324万6,719台だった。
主要市場の3月の販売台数は、英国が17.7%増、スペインも10.0%増と2ケタの伸びとなったほか、フランス(8.5%増)、ドイツ(5.4%増)、イタリア(5.0%増)も前年を上回った。
欧米の主要メーカーでは、ルノー・グループが30.4%増、フォードが14.6%増、ボルボ・カーズも16.5%増と大幅に伸びた。最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは8.6%増、欧州2位のPSAグループは10.9%増だった。
日本勢では、ホンダが4.6%減と振るわなかった一方、日産(15.2%)、マツダ(29.9%増)、スズキ(22.1%増)は2ケタ増と好調。トヨタ・グループ(5.7%増)、三菱自(2.1%)も前年を上回った。