イタリアのパルマ大学情報技術学部(Vislab)は、カナダのソフトウエア開発会社QNXと完全自律走行車を開発する共同プロジェクトを進めている。QNXの親会社であるBlackberryが明らかにしたもので、8月末をめどに試作車を使ったデモンストレーションを実施する計画だ。
プロジェクトで製造する試験車両は「DEEVA」と呼ばれるもので、アウディ「A4」をベースとしている。QNXの基本ソフト「Neutrino」を採用する。
自律走行システムで重要な役割を担うのは、ルート計算や、レーザーやスキャナーなどで得たデータをリアルタイムで処理するシステムと、それが走行にどのような影響を与えるかをドライバーに伝えるヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)とされる。QNXの「Neutrino」がこれらのシステムを管理・制御する。