独自動車部品メーカーのムーア・ウント・ベンダー(ムベア)はこのほど、トルコ東部のマニサに建設した新工場の開所式を行った。建設投資は約2,000万ユーロ。昨年9月からすでに事業を開始しており、サスペンションのコイルスプリングやスタビライザーバーを生産している。
同工場はムベアにとってトルコで初めての生産拠点で、これまで輸入販売していた製品を現地生産できるようになる。ムベアは同国でルノー、フォード、トヨタと取引している。新工場の総面積は3万1,000平方メートル。コイルスプリングの生産能力は年350万個だが、年産能力を2倍に拡大する計画もすでに進められているという。
ムベアの2013年の売上高は約14億7,000万ユーロ。世界で22の生産・開発拠点と約9,500人の従業員を持っている。