中国自動車大手の長城汽車は20日、ロシアのトゥーラ州政府と自動車工場の建設に関する提携協定を締結したと発表した。32億元(約5億2,000万米ドル)を投資し、敷地面積216万平方メートルに生産能力年15万台の一貫生産工場を建設する計画。
工事は2段階に分けて実施する予定で、モスクワから南へ約200キロメートル離れたトゥーラ州に最終組み立てだけでなく車体製造など4つの生産工程を持つ一貫生産工場を建設する。工場には長城汽車が全額出資する。同社は現地生産について、コストを抑えることができるとともに、国際的な自動車メーカーとしてのブランドイメージが定着する効果もあるとの見解を示している。
メディア報道によると、同工場は今年末頃に着工し、2017年に生産を開始する計画。長城汽車にとって国外最大の生産拠点になるという。