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2014/6/27

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、ジェスチャーを認識する品質試験システムを導入

この記事の要約

独高級車大手のBMWは6月23日、パイロットプロジェクトとしてドイツのランツフート工場で手の動きを認識する品質試験システムを導入したと発表した。バンパーを組み込む前に行う品質チェックで従業員が欠陥のある部分を指で指すとシ […]

独高級車大手のBMWは6月23日、パイロットプロジェクトとしてドイツのランツフート工場で手の動きを認識する品質試験システムを導入したと発表した。バンパーを組み込む前に行う品質チェックで従業員が欠陥のある部分を指で指すとシステム上に記録される仕組み。従業員が詳細データをコンピューターに入力する手間が省け、生産効率が向上するという。

同システムでは作業スペースの上に設置した3Dカメラ2台で手の動きを把握している。カメラには赤外線センサーとフィルターが組み込まれており、フィルターを通して赤外線を作業スペースに照射することで位置情報を把握する。

同工場ではこれまで、欠陥部分が見つかると作業場から離れた場所にあるコンピューターに従業員がデータを入力していた。パイロットプロジェクトとして導入したシステムでは移動や入力の手間・時間を省くことができる。また、作業員がゴーグルやマイクロフォンなどの機器を身に着ける必要もなく、ジェスチャーも簡単に覚えることができるため従業員も新システムを評価しているという。

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