独高級車メーカーのポルシェは3日、ドイツの技術開発サービス会社ベルトラント・グループの株式の約4%を追加取得し、出資比率を約29%に引き上げたと発表した。ベルトラントのディートマール・ビヒラー社長とその家族が保有する株式の一部を買収した。取引金額など詳細については非公表としている。
ベルトラント・グループの2013年9月30日時点の株主構成は、ボイゼンが14.9%、ベルトラントの経営陣・従業員持ち株が約13%、ポルシェが25.01%、浮動株が約47%となっている。
ポルシェはベルトラントに対する資本参加はあくまでも投資目的であり、出資比率を引き上げる計画はないとし、自主経営を尊重し、監査役会や経営陣、経営方針にも影響力も行使しない方針を示している。ビヒラー社長は今後も経営者として残る。