欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2014/6/6

一般・技術・その他 (旧)

米GM、燃料電池車の実証試験で300万マイル達成

この記事の要約

米自動車大手ゼネラルモータース(GM)が2007年から実施している燃料電池車の実証試験「プロジェクト・ドライブウェイ」でこのほど、走行距離が延べ300万マイル(約480万キロメートル)に達した。これまでに世界で119台の […]

米自動車大手ゼネラルモータース(GM)が2007年から実施している燃料電池車の実証試験「プロジェクト・ドライブウェイ」でこのほど、走行距離が延べ300万マイル(約480万キロメートル)に達した。これまでに世界で119台の燃料電池車を投入しており、12万マイル(19万3,000キロメートル)以上を走行した車両もあるという。独子会社オペルも2008年末から同プロジェクトに参加している。

ドイツでは、独連邦政府が支援する水素燃料技術の実用化を目指すプロジェクト「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」の一環として、オペルの燃料電池車「HydroGen4」30台を使用した実証試験を行った。シーメンスやコカ・コーラ、ヒルトンなど大手企業がベルリン、ハンブルク、デュッセルドルフ、フランクフルトで実証試験に参加し、走行距離は35万キロメートル(走行時間1万3,000時間)を超えた。水素燃料の充填回数は2,700回に及んだ。

GMは燃料電池分野ではホンダと提携関係にある。両社は2013年7月、2020年頃の実用化に向けた次世代型燃料電池システムと水素貯蔵システムの共同開発について合意したと発表した。

COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |