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2014/8/8

企業情報 - 部品メーカー

独シュレマー、韓国の新工場を稼働

この記事の要約

ケーブル保護管などを製造するドイツのシュレマーはこのほど、韓国4番目の都市である大邱に建設した新工場を6月28日に稼働したと発表した。当初は3つの押出成形ラインで蛇管(蛇腹状の表面積を大きくした管)を生産する。来年には射 […]

ケーブル保護管などを製造するドイツのシュレマーはこのほど、韓国4番目の都市である大邱に建設した新工場を6月28日に稼働したと発表した。当初は3つの押出成形ラインで蛇管(蛇腹状の表面積を大きくした管)を生産する。来年には射出成形も開始する計画という。アジア市場では特に産業分野で今後、大きな成長を見込んでいる。現地生産により輸送コストを抑えることができると説明している。

大邱工場はシュレマーにとって22番目の工場となる。新工場の生産面積は約1,000平方メートルで、当初の蛇管の生産能力は年1,200万メートル。新工場の製品は主に鉄道、機械、造船分野に供給する。韓国では現地企業との合弁事業として設立した販社を通して、数年前から事業基盤を構築してきた。

シュレマーは自動車やその他の産業向けに蛇管、平滑管、保護管、コネクタ接点、ケーブル管路などを生産している。1980年から事業の国際化を進めており、現在は世界12カ国に22の工場(大邱工場を含む)を持つ。従業員数は約2,000人で、2013年の売上高は約2億4,000万ユーロだった。2020年までに売上高を4億ユーロ超に引き上げる目標を掲げており、韓国工場は同目標の達成に大きく寄与すると期待している。

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