フランス自動車工業会（CCFA）は1日、同国の8月の乗用車新車登録が8万3,340台にとどまり、前年同月に比べ3.0％減少したと発表した。PSAプジョー・シトロエンが3.1％減の2万3,017台、ルノー・グループも10.7％減の1万9,539台とフランスメーカーの販売が低迷した一方、国外メーカーでは最大手のフォルクスワーゲン（VW）・グループは11.0％増の1万2,459台と好調だった。8月の販売減少は、営業日が前年同月に比べ1日少なかった影響もあると見られている。
欧州の主要市場では、ドイツが前年同月比0.4％減の21万3,092台、イタリアも0.2％減の5万3,191台と、前年同月を僅かに下回った。ただ、1～8月の累計では仏・独・伊の3カ国とも前年実績を上回っている。
スペインは前年同月比13.7％増の4万5,355台。1～8月の累計でも16.4％増の58万3,663台と2ケタ増となった。政府による新車買い替え補助金制度が販売を押し上げており、12カ月連続で販売が伸びている。
英国は9.4％増の7万2,163台で、販売増加が30カ月続いている。
