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2014/9/26

総合 – 自動車産業ニュース

IAA商用車見本市開幕、ネットワーク化に注目

この記事の要約

ドイツのハノーバーで25日、第65回IAA商用車見本市(一般公開:9月25日~10月2日)が開幕した。独自動車工業会(VDA)によると今回は世界初公開の技術やシステムが322件ある。世界45カ国から2,066の企業と機関 […]

ドイツのハノーバーで25日、第65回IAA商用車見本市(一般公開:9月25日~10月2日)が開幕した。独自動車工業会(VDA)によると今回は世界初公開の技術やシステムが322件ある。世界45カ国から2,066の企業と機関・団体が出展しており、出展社数は2年前の前回(隔年開催)に比べ9%増加した。VDAのヴィスマン会長によると、今年のIAAでは、ネットワーク化が注目のテーマとなっている。車同士、車と物流会社・顧客などさまざまな分野でネットワーク化が進むと予想している。

世界初公開のうち、部品メーカーは全体の70%に相当する266件を占める。また322件の世界初公開のうち欧州からが78件、ドイツ語圏からは52件となっている。国外からの出展は全体の59%(1,216社・機関)を占め、前回の55%から拡大した。中国からの出展が約200社・機関と最も多く、前回に比べ約33%増えた。2位はイタリアの137社・機関、3位はトルコの113社・機関。以下、オランダ、フランス、スウェーデン、ポーランド、英国、米国、ベルギーなどが続く。

VDAは今後注目が集まるテーマとして燃費改善を挙げる。欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロVI」の導入により、排ガスに含まれる有害物質の量は「ユーロV」に比べ大幅に削減されることから、今後は有害物質の削減よりも燃費改善に注目が集まるとの見解を示す。空気抵抗、軽量化、ドライバー講習などもキーワードになるとしている。

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