欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2014/10/6

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、9月は5.2%増

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2 日発表した2014年9月の同国の乗用車新車登録は26万62台となり、前年同月に比べ5.2%増加した。個人向けが前年同月比0.1%増(市場シェア:34.2%)とほぼ前年並みの伸びにとどまった […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2 日発表した2014年9月の同国の乗用車新車登録は26万62台となり、前年同月に比べ5.2%増加した。個人向けが前年同月比0.1%増(市場シェア:34.2%)とほぼ前年並みの伸びにとどまったのに対し、法人向けは同8.1%増と好調だった。今年は前年同月に比べ営業日が1日多かったことも背景にある。1~9月の累計は前年同期比2.9%増の228万1,671台だった。

9月のブランド別登録台数では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比9.3%増と好調だったほか、ドイツ勢ではアウディも10.4%増と販売を大きく伸ばした。国外ブランドで最も販売台数が多かったのはシュコダの1万6,218台(前年同期比0.5%増)。以下、現代自動車(1万228台、3.8%増)、ルノー(7,982台、12.2%増)の順だった。

日本勢は、ホンダ(15.6%増)、マツダ(29.3%増)、三菱(35.7%増)、日産(11.5%増)が2ケタ増となり、スズキも2.0%増加した。トヨタ(1.7%減)、レクサス(1.6%減)、スバル(14.4%減)は前年を下回った。

燃料別では、9月はガソリン車が全体の52.9%を占め、ディーゼル車は45.5%だった。電気自動車の登録台数は747台と前年同月に比べ40.4%増えている。

■ 輸出・生産は安定

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、9月の国内受注台数は前年同月比で約5%増、1~9月の累計も前年同期を約5%上回っている。国外受注も9月が約3%増、1~9月は約6%増加している。

9月の輸出は前年同月比1%増の39万7,900台と前年並み。1~9月は4%増の326万3,400台だった。国内生産は9月が3%増の52万7,800台、1~9月は4%増の424万6,400台だった。VDAでは、米国、英国、中国市場の好調が国内生産の安定に寄与している、と分析している。

一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |