欧州自動車工業会（ACEA）が11月27日発表した2014年10月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における販売は前年同月比10.8％増の17万6,913台に拡大した。すべてのカテゴリーで販売が伸びた。主要国では、フランスが6.4％減となったものの、ドイツは9.6％増となり、スペイン（41.2％増）、英国（27.1％増）、イタリア（16.3％増）では大幅な2ケタ増となった。1〜10月の累計は前年同期比9.8％増の152万9,508台だった。(5 ～9頁の表参照）
10月のカテゴリー別新車登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比10.3％増の14万389台に拡大。主要国ではフランス（4.4％減）を除き、スペイン、英国、イタリア、ドイツの4か国で2桁増の伸びを示した。
3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比12.9％増の3万3,697台。16トン以上の大型トラックも12.9％増の2万6,691台に伸びた。
バスは前年同月比7.8％増の2,827台。同カテゴリーでは8、9月と減少が続いていたがプラスに転じた。ポーランド（36.0％増）、スウェーデン（131.0％増）、ルーマニア（53.8％増）で大幅な伸びを示したことが主因とみられている。主要国では英国が24.9％増となったものの、ドイツ（6.9％減）、スペイン（5.3％減）、フランス（18.3％減）、イタリア（38.3％減）は前年を下回った。
