米フォード・モーターは11月24日、ドイツのケルン・メルケニッヒ開発センターに最新の全天候・風洞試験施設を建設すると発表した。施設の面積は5,500平方メートルで、大型風洞試験設備2基と試験室などを備えており、数年以内の完成を目指す。
新しい風洞試験設備では時速250キロメートルの最大風速を発生させることができるほか、気温摂氏マイナス40度からプラス50度、湿度10%から95%と幅広いシミュレーションが可能になる。さらに、最高5,200 メートルの標高をシミュレーション試験できる設備も併設される予定だ。
メルケニッヒ開発センターは主に、フォード「フィエスタ」や「フォーカス」など、小型車やコンパクトカーの開発・設計を担当している。