フランス自動車工業会（CCFA）が1日発表した同国の11月の乗用車新車登録は13万5,070台となり、前年同月に比べ2.3％減少した。10月も3.8％減少しており低迷が続いている。1～11月の累計は、前年同期比1.1％増の163万2,534台だった。CCFAは2014年通期で前年比2％増以上の伸びを予想していたが、これを約1％増に下方修正した。
11月の新車登録では、最大手のPSAプジョー・シトロエンが8.9％減の3万9,026台と大幅に減少、ルノー・グループも5.0％減と振るわなかった。ただ、ルノー・グループは、ルノーブランドが7.1％減の2万3,476台だったのに対し、ダチアブランドは2.3％増の7,480台に伸びている。
■ スペインの新車登録、15カ月連続で増加
スペイン自動車工業会（ANFAC）によると、同国の11月の乗用車新車登録は前年同月比17.4％増の6万5,122台と大幅に拡大した。政府による新車買い替え補助金制度が販売好調の背景にあり、販売増加は15カ月連続となった。1～11月の累計は前年同期比18.1％増の78万1,868だった。
イタリア自動車工業会（ANFIA）によると、同国の11月の乗用車新車登録は前年同月比4.95％増の10万7,965台と好調だった。1～11月の累計も4.30％増の126万7,517台に伸びている。
