マツダのドイツ市場における新車販売が好調だ。ドイツ連邦統計局(KBA)によると、2014年1~11月の同社の新車登録は4万9,757台となり、前年同期比19.0%増の伸びを示した。マツダのドイツ法人マツダ・ドイッチェラントのヨゼフ・シュミッド社長が独経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにしたところによると、2014年通期では前年比15.6%増の5万2,000台を見込んでいる。来年以降も前年を15%上回る販売増を予想しており、2015年は6万500台、2016年は7万台を計画しているという。
シュミッド社長によると、目標達成に向けた今後の課題は法人向け販売の強化にあるという。マツダはドイツ市場では個人向け販売が多く、法人向けは全体の約14%にとどまるという。その一方で、ドイツの新車販売全体に占める個人の割合は40%弱にとどまり、2012年は38.2%、2013年は37.9%と縮小傾向にある。シュミッド社長は法人向け営業では大手企業よりも小規模企業により重点を置く方針を示している。