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2015/1/9

総合 – 自動車産業ニュース

14年の新車登録、仏は微増・西伊も増加

この記事の要約

フランス自動車工業会(CCFA)が1月2日発表した同国の12月の乗用車新車登録は16万3,382台となり、前年同月に比べ6.8%減少した。2014年通期では前年比0.3%増の179万5,913台となっており、2009年以 […]

フランス自動車工業会(CCFA)が1月2日発表した同国の12月の乗用車新車登録は16万3,382台となり、前年同月に比べ6.8%減少した。2014年通期では前年比0.3%増の179万5,913台となっており、2009年以来初めて通期の新車登録で前年実績を上回った。

■ スペインは18.1%増、15年は100万台近くに伸びる可能性も

スペイン自動車工業会(ANFAC)によると、同国の12月の乗用車新車登録は前年同月比17.4%増の6万5,122台と大幅に伸び、1~12月の累計も前年比18.1%増の78万1,868台と2ケタ増となった。販売増加は16カ月連続。政府による新車買い替え補助金制度が販売を支えており、ANFACのダビッド・バリエントス広報部長は、「同制度が2015年を通して継続されれば、通期の乗用車新車登録は100万台近くになり得る」との見解を示している。

■ イタリアは4.21%増、15年も成長の見通し

イタリアの12月の乗用車新車登録は、12月が前年同月比2.35%増の9万1,518台、14年通期では前年比4.21%増の135万9,616台だった。前年を上回ったものの、同国の自動車調査グループ、セントロ・スタディ・プロモーターは、「従来の市場水準に回復するにはまだたくさんの課題がある」と指摘する。2015年については、前年比5%増を予想しており、「政府が販売を促進する刺激策をとれば伸び率は容易に当該予想を上回る可能性がある」とも付け加えた。また、イタリアの外国車販売代理店協会(UNRAE)は2015年通期の販売で前年比約3%増の成長を予想している。

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