欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2015/1/16

企業情報 - 自動車メーカー

メルセデス・ベンツ、4年連続で通期販売の記録更新

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは9日、乗用車部門であるメルセデス・ベンツ・カーズの2014年通期販売が前年比11.4%増の173万9,854台に拡大したと発表した。ブランド別では、メルセデス・ベンツが12.9%増の165万10 […]

独自動車大手のダイムラーは9日、乗用車部門であるメルセデス・ベンツ・カーズの2014年通期販売が前年比11.4%増の173万9,854台に拡大したと発表した。ブランド別では、メルセデス・ベンツが12.9%増の165万10台となり、4年連続で過去最高を更新した。コンパクトカーや、「Cクラス」、「Sクラス」の販売が好調だった。超小型車部門スマートは前年比10.9%減の8万9,844台と振るわなかった。

メルセデス・ベンツでは、「A」「B」「CLA」「GLA」クラスのコンパクトカーが前年比24.7%増の46万3,152台に伸びた。「Cクラス」は4.4%増の31万6,792台と、メルセデスブランドで最も販売台数が多い。「Sクラス」は82.2%増の10万3,737台と大幅に伸びた。

■ 中国が2番目に大きい市場に・SUVモデルの販売強化を継続

地域別では、欧州が9.4%増の72万2,732台と好調。うち、母国ドイツでは2.3%増の26万1,050台を販売した。北米自由貿易協定(NAFTA)地域は5.8%増の37万3,291台となり、うちメルセデスにとって最大市場の米国で5.7%増の33万391台を販売した。アジア・太平洋地域は25.7%増の49万1,321台を販売。中国は29.1%増の28万1,588台となり、ドイツを抜きメルセデス・ベンツにとって初めて2番目に大きい市場となった。アジアでは日本も14.4%増の6万663台と好調だった。

メルセデス・ベンツでは、2015年はSUVモデルの販売を引き続き強化していく方針を示している。また、2020年までに先行モデルのない新型車を少なくとも11モデル市場投入する計画という。

企業情報 - 自動車メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |