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2015/2/6

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、1月は2.6%増

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2月3日発表した2015年1月の乗用車新車登録は21万1,337台となり、前年同月に比べ2.6%増加した。顧客別では、法人向けが全体の68.8%を占めた。燃料別では、ディーゼル車が全体の50. […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2月3日発表した2015年1月の乗用車新車登録は21万1,337台となり、前年同月に比べ2.6%増加した。顧客別では、法人向けが全体の68.8%を占めた。燃料別では、ディーゼル車が全体の50.6%、ガソリン車は47.7%だった。プラグインハイブリッド車は593台、電気自動車は659台、液化石油ガス(LPG)は581台となり、それぞれの市場シェアは0.3%にとどまった。前年同月比の伸び率は、プラグインハイブリッド車が323.6%と最も大きく、LPGは65.5%、電気自動車は21.8%だった。

ブランド別の登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年月比8.9%増の5万1,692台を確保したほか、ドイツ勢はスマート(32.5%増)、MINI(29.6%増)、ポルシェ(18.5%増)が2ケタ増と好調で、オペル(9.2%増)、メルセデス(6.5%増)、アウディ(1.1%)、BMW(0.8%増)も前年を上回った。国外ブランドではシュコダが1万684台(市場シェア:5.1%)で最も多く、ルノー(市場シェア:3.1%)、日産(同:2.7%)の順だった。

日本勢は、三菱自(108.4%増)、レクサス(101.6%増)、日産(60.4%増)が大幅に増えた一方、ホンダ(32.5%減)、スズキ(13.3%減)、トヨタ(18.7%減)、マツダ(10.4%減)、スバル(8.3%減)は前年を下回り明暗を分けた。

■ 生産・輸出は3%減も、国内・国外受注は16%増

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、1月の乗用車輸出は前年同月比3%減の33万2,100台、国内生産も3%減の42万7,900台にとどまった。今年は営業日が前年の1月に比べ1日少なかった影響があるという。VDAは受注が好調なことから、今後については明るい見通しを示している。1月の国外受注は前年同月を16%上回り、15カ月連続の増加となった。国内受注も前年同月比16%増と好調だった。

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