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2015/2/13

企業情報 - 部品メーカー

ティッセンクルップ、メキシコで新工場の操業開始

この記事の要約

独鉄鋼大手のティッセンクルップは11日、メキシコのプエブラに建設した新工場の操業を開始した。新工場では独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)向けに前輪車軸(フロントアクスル)を組み立てている。新規受注の獲得によりプエブラ […]

独鉄鋼大手のティッセンクルップは11日、メキシコのプエブラに建設した新工場の操業を開始した。新工場では独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)向けに前輪車軸(フロントアクスル)を組み立てている。新規受注の獲得によりプエブラの既存工場が手狭になったため、新工場を建設して生産能力を増強した。

新工場の面積は1万1,000平方メートル。従業員数は約240人で、1日当たり2,200のアクスルユニットを生産できる。ティッセンクルップは「ジェッタ」や「ビートル」などVWがメキシコで生産するすべてのモデルプラットフォームに車軸を供給しているという。

同社は現在、プエブラから約70キロメートル離れたサン・ホセ・チアパでも車軸工場を建設中だ。同工場の製品はアウディに供給する。アウディはメキシコで2016年から新型「Q5」の生産を開始する予定。

ティッセンクルップはメキシコに4工場を持っており、エンジン部品や操舵部品、スプリング、スタビライザー、車軸などを生産している。今後さらに既存工場の生産能力増強や新工場の建設など同国への投資をさらに拡大する方針を示している。

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